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口頭

原子力機構におけるFTおよび(U-Th)/He分析施設の現状と展望

末岡 茂; 島田 耕史; 菅野 瑞穂; 横山 立憲

no journal, , 

原子力機構におけるFTおよび(U-Th)/He年代測定の分析施設について紹介する。FT法については、ジルコンを対象とした分析環境の整備に加え、FT自動計測装置の導入を行い、分析の迅速化・簡便化を図っている。(U-Th)/He法についても、新たなHe質量分析計(Alphachron)を導入し、He濃度測定の自動化を行った。今後の課題としては、LA-ICP-MSを用いたFT法用試料のウラン濃度測定手順の確立、(U-Th)/He法用試料のU-Th濃度測定手法の検討などが挙げられる。

口頭

環流旧河谷の旧河床堆積物を対象としたpost-IR IRSL年代測定; 紀伊山地における事例

小形 学; 小松 哲也; 中西 利典

no journal, , 

河成段丘に代わる過去の河床高度を近似する離水河成地形を認定し、それらの離水時期の制約から隆起速度を推定する手法の一つに穿入蛇行跡である環流旧河谷に着目するものがある。本発表では、この手法開発の一環として実施した、紀伊山地の環流旧河谷中の旧河床堆積物のpost-IR IRSL(pIRIR)年代測定の結果について報告する。光曝による年代の初期化(ブリーチ)が不完全な粒子が試料中に混在することが考えられるため、ルミネッセンスの励起温度によってブリーチ率が異なることを利用し、ブリーチの評価を行った。ブリーチ量を基に年代結果を選別することで、年代値のばらつきを抑えた。pIRIR年代測定に基づくと環流旧河谷中の河床堆積物は、MIS8に堆積したものであると考えられた。

口頭

日本原子力研究開発機構東濃地科学センターにおける年代測定技術開発

國分 陽子

no journal, , 

日本原子力研究開発機構東濃地科学センターでは、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発の一環として、土岐地球年代学研究所にある加速器やRI施設等といった施設を活用し、放射年代測定技術の開発を行っている。現在、本合同研究会で対象としている電子スピン共鳴や光ルミネッセンス, フィッショントラック用の装置を含む各種機器分析装置を揃え、様々な年代範囲、測定試料に対応すべく、年代測定法の整備を進めている。本発表では、東濃地科学センター土岐地球年代学研究所で行っている年代測定技術開発の概要について報告する。

口頭

FT自動計測装置を用いたアパタイトFT密度測定作業時間と結果

島田 耕史; 末岡 茂

no journal, , 

原子力機構に導入されたFT自動計測装置を用いてFT法の初心者が測定したアパタイトFT密度を報告する。計測値は今後の習熟による変化が見込まれるが熟練者による既報と調和的であり、FT法の初心者でも熟練者と遜色のないデータを短時間で得られることが示唆された。

口頭

東北日本、遠野複合深成岩体の冷却プロセスの推定; 石英の結晶化温度に着目したアプローチ

小北 康弘; 加藤 丈典*; 湯口 貴史*

no journal, , 

花崗岩を含む深成岩体は、地下深部でマグマ溜りが徐冷することにより形成される。珪長質な深成岩は大陸地殻の主要な構成岩石であり、その形成プロセスの解明は、大陸地殻の発達・進化の解明に寄与する。また、深成岩体冷却の温度・時間履歴は、高レベル放射性廃棄物の地層処分事業におけるサイト選定や安全評価のための有用な知見となりうる。深成岩体に産出する石英は、そのチタン濃度から結晶化温度を推定することができ、深成岩体冷却の物理条件の議論に有用である。本研究では、深成岩体の定置から固化に至る冷却プロセスの温度条件を制約することを目的とし、東北日本、遠野複合深成岩体の石英について結晶化温度の推定を行った。遠野岩体は、岩体中央部と周辺部で形成環境の違いが指摘されている。石英中のTi濃度は、中心部で最大287$$pm$$11ppm、周辺部で最大472$$pm$$14ppmとなった。濃度の最低値は、いずれの領域においても検出限界(15ppm)以下となった。Ti濃度の分布幅を石英の結晶化温度の幅と読み替えると、石英が結晶化した温度の幅は、岩相ごとに異なるといえる。このことは、石英が結晶化に要した時間の幅、つまりマグマの冷却時間が各岩相で異なると解釈できる。なお、本研究は発表者が大学在籍時に実施した内容である。

口頭

破砕帯の詳細な記載に基づく断層の発達史の復元; いくつかの事例の紹介

丹羽 正和

no journal, , 

断層は模式的には1条の面として扱われるが、実際には、断層運動により周辺岩盤が破砕されてできたある幅を持ったゾーン(破砕帯)で構成されることがほとんどである。さらに巨視的には、断層は複数条からなる断層帯を構成することが多い。断層帯およびその周辺に散在する破砕帯を丁寧に記載し、系統立てて整理・分類された組織ごとに適切な年代測定を行うことができれば、断層の発達史を高精度で明らかにできることが期待される。本発表では、詳細な地質踏査に基づく破砕帯の分布把握・分類などにより、断層の発達史を復元してきた事例をいくつか紹介し、露頭観察の重要性に対する認識の共有を図りたい。

口頭

熱年代学を用いた北上山地の隆起・削剥史の推定

梶田 侑弥*; 末岡 茂; 福田 将眞*; 長谷部 徳子*; 田村 明弘*; 森下 知晃*; Kohn, B.*; 田上 高広*

no journal, , 

島弧地域のテクトニクス解明のため、東北日本弧前弧域の北上山地を対象に、熱年代学の手法で隆起・削剥史の推定を行った。アパタイトFT年代は89.1-79.6Ma、アパタイト(U-Th)/He年代は51.2-36.1Maの値が得られた。先行研究のデータも含めると、アパタイトFT年代は西から東に古くなるのに対して、アパタイト(U-Th)/He年代は約40Maでほぼ一定の値を示した。山地内で地温構造が一様だと仮定すると、北上山地の隆起形態は時代によって変化している可能性が考えられる。

口頭

高蓄積線量のテフラ石英のRTL測定

鴈澤 好博*; 紀藤 典夫*; 清水 麻由子

no journal, , 

テフラ石英の赤TL(RTL)は発光強度と熱安定性に優れ、フェーディングも認められず、かつ高い線量応答性を示すため、更新世テフラの年代測定法として優れている。しかし、多数のテフラが分布する日本でさえその応用例は少ない。本論では、西南北海道に分布する更新世前-中期と考えられる火砕流堆積物について、単粒子石英のRTL年代測定を試みた事例を紹介したい。

口頭

伊豆弧の衝突と南部フォッサマグナ地域の山地形成; 低温領域の熱年代学による新しい知見

小林 侑生*; 末岡 茂; 福田 将眞*; 長谷部 徳子*; 田村 明弘*; 森下 知晃*; 田上 高広*

no journal, , 

本州弧と伊豆弧の衝突帯である南部フォッサマグナ地域の山地形成過程の解明を目的として、低温領域の熱年代学による解析を行った。南部フォッサマグナ地域および周辺地域での5地点で測定を行った結果、いくつかの地点では岩体形成年代より有意に若い年代が得られ、岩体貫入以降の隆起・削剥を反映している可能性がある。トラック長を用いた熱史逆解析の結果、関東山地の北部・中部では1Ma、南部では4-5Maの急冷が検出された。これらの急冷時期は、伊豆・丹沢ブロックの衝突時期とそれぞれ一致する。

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